「膝痛を識別するための触診力」 2017,1,31 レポート

セミナー報告

 

先月1月31日に開催された田中創先生の膝痛ナイトセミナーの報告レポートです。

 

テーマ

「膝痛を識別するための触診力~変形性膝関節症の疼痛因子の理解~」

講師

田中 創 先生
理学療法士
九州医療整形外科・内科・リハビリテーションクリニック 副院長
九州医療スポーツ専門学校 講師

 

 

今回の田中先生のセミナーは膝痛にフォーカスを絞り、解剖学的知見の紹介や、触診を織り交ぜ、臨床的な内容で進行していただけました。

冒頭の総論では、痛みについての社会的な流れや、その中で理学療法士が発揮するべき〝機能を評価する〟という専門性の再考を提案していただき、生物心理社会的モデルでの解釈の重要性と、しっかり専門性を発揮することのバランスの大切さをお話しいただきました。

 

大腿四頭筋をしっかり触れることができるか?

 

 

薄筋は思っていたより厚く太いこと。

鵞足停止部位での、停止筋の触診識別。

外側広筋はかなり後方にまで位置していること。

 

当たり前のようで、しっかり理解できていなかった部分であったと思います。

やはり触診力は本当に重要な臨床能力の1つであり、常に磨いて、確認して、繰り返していくべきものだと思いました。

 

 

とても丁寧に触診実技も指導していただき、温かな田中先生の思いを感じることができました。毎年お世話になっておりますが、毎年常に進化し続けており、なかなか背中が見えない先生です。

 

テクニカルな面だけではなく、医療情勢や、医介保険制度の今後まで見据えたお話まで精通しており、トップレベルのジェネラリスト療法士であると思います。お話しさせて頂くだけで、いつも勉強になることばかりです。

 

今年は9月に田中先生と、甲南女子大の西上先生の疼痛コラボ企画を予定しており、とても有意義な時間になりそうです。

 

田中先生、参加された先生方、平日お疲れの中、ありがとうございました。

 

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アップドラフトフィジオ 事務局

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