「排便機能に対する評価と実践」2017,3,26 レポート

セミナー報告

排泄に関わる羞恥心が排泄学あるいは排泄障害のリハビリテーション学の進歩を阻害していることは否めない。

 

非常に頷ける言葉であり、排泄学の現状を表している言葉です。

排泄リハビリテーション分野で臨床、研究に第一線でご活躍されている 槌野正裕 先生をお招きして研修会を開催致しましたので、ご報告いたします。

 

 

テーマ
「排便機能に対する評価と実践 ~生理的動作に対する運動学的アプローチ~」

 

講師
槌野 正裕 先生

社会医療法人社団高野会
大腸肛門病センター高野病院 理学療法士

運動器認定理学療法士

ロアッソ熊本 チームトレーナー

 

そもそも、排泄とは何だろうか?そのような問いから始まりました。
冒頭にもありました羞恥心が進歩を、理解を阻害している現実をお話し頂きました。

「便」は身体からの「便り(たより)」であり、便の状態を知ることで、身体の状態を示唆することが出来ます。

排便機能を生理学的、解剖学的観点からご説明頂き、知ることの1歩を示して頂きました。

 

レントゲンの所見を説明頂き、

便・ガスの触診を参加者で確認することが出来ました。

便の感触と、ブクブクするガスの感触と、

確認しながら触診できたことはいい経験になりました。

 

排便時の姿勢を取る時間だったのですが、それだけで周りとの親近感が増すから不思議です(笑)

槌野先生は排便機能だけではなく、スポーツにも精通されており、懇親会の中でも、その取り組む姿勢や、探求する心構えを感じることができ、非常な有意義な時間となりました。お人柄も非常に素晴らしい先生で、やさしさと強さを兼ね備えた尊敬する先生に出会えたことはとても嬉しかったです。

 

石井美和子先生、お繋ぎ頂いてありがとうございました。

 

そして、槌野先生、ご参加された先生方本当にありがとうございました。
今後のアプドラフトセミナー

平成29年4月29日(土・祝)

非特異的腰痛のみかた
平成29年5月20-21日(土-日)

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平成29年6月11日(日)

動作分析から的確な治療に繋げるポイント

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