上田泰久 先生 頚部セミナー大盛況でした!!

セミナー報告

去った平成27年10月3日・4日(土・日)に埼玉・文京学院大学から上田泰久 先生をお招きし、『頚椎の機能解剖に基づいた運動療法の理論と実践』をテーマに、ご講演頂きました。

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キャンセル待ちも多く出て、開催前から期待大のセミナーでした。
まず、知識、情報量が膨大であり、ご自身の病態解釈に沿ってかなり整理されており、わかりやすく有意義なセミナーとなりました。
病態解釈は臨床上、非常に重要であり、セラピストが対象者のどんな症状にどう介入するか、その状況をどう捉えるかの根本となる部分であり、自分の役割を明確にするものであります。
これがしっかりしていないと、行き当たりばったりな治療介入になってしまい、自分で何をしているかわかっていないという状況に陥ります。
そういう意味でも先生の病態解釈をご提示頂いて、非常に勉強になり、足りない多くの物を気づかされました。
そして、非常に大切な 「リスク管理」
これは知ってもらいたいので、あえて示しますが、頚部に介入する際、
①頸動脈三角から触診できる頸動脈洞への圧迫刺激
②椎骨脳底動脈不全(VBI)によるめまい・眼振などの諸症状
③後頸三角から触れるErb’s point(C1-C4)、斜角筋三角(腕神経叢C5-T1)

これらはクライアントの安全を保護する非常に大事な知識であり、最低限知っておく必要がある点であります。
恥ずかしながら、私も明確に知っていなかったので、頭を叩かれる思いと目から鱗の指摘でした。
これを大前提に、骨格系・筋系・神経系それぞれに対する臨床展開と、姿勢・動作からの運動連鎖の影響まで多くの情報を提供して頂きました。


上田先生はとても謙虚で気さくであり、それでいて内面はアツく、非常に人間性も魅力的な先生です。
今回、遠く埼玉から、南の島沖縄までお越しいただきありがとうございました。
そして、会場をいい雰囲気で臨んで頂いた参加者の先生方にも、お礼致します。
次回のUpdraftセミナーは11月29日(日)の多々良大輔先生(福岡志恩病院)です。
15名以上のキャンセル待ちも続出し、非常に楽しみなセミナーとなっております。
また次回もよろしくお願い致します。
Updraft physio 比嘉 俊文
Updraft physio 
メールアドレス: updokinawa@gmail.com

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